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【どっちが大きい?】平方根の大小関係は「全体を2乗」で比べよう!

目次

導入

√3 と √5、どちらが大きいと思いますか?
なんとなく「中身が大きいから √5?」と思っても、自信がない人も多いです。

実はこの問題、**「全体を2乗して比べる」**ことで簡単に判断できます。
この記事では、平方根の大小関係を確実に見分けるコツを解説します。


結論

・√a と √b の大小を比べるには、両方を2乗して比べる!
→ aとbの大小関係を見ればOK

例:

√3 と √5 を比べたいなら、3と5を比べればよい → √5 の方が大きい

なぜ2乗すれば比べられるのか?

√は「2乗して元に戻る」性質を持っています。

だから:

√3 < √5 ↔ 3 < 5

と変換してOK。

これは、両辺が正の数である限り、2乗は大小関係を保つという性質のおかげです。

→ 負の数が絡まない平方根なら、2乗して中身を比べればいいだけ!


よくある間違いと注意点

  • √3 ≒ 1.73、√5 ≒ 2.24 などと暗算しようとする: 覚えなくても2乗で判断できる
  • 全体を2乗せずに、√の中だけを見る: 基本的には正解だが「全体を2乗」と覚えておくと応用が効く
  • 負の数との比較や差に注意: 大きさの比較には必ず「正の平方根」であることを確認

練習問題

問題1:次の大小関係を「2乗して」判断せよ

√2 と √3 → 2 < 3 → √2 < √3
√7 と √5 → 7 > 5 → √7 > √5

問題2:分数のルートの比較

√(1/2) と √(1/3) → 1/2 > 1/3 → √(1/2) > √(1/3)

問題3:混合型の比較(2√2と√18)

(2√2)² = 4×2 = 8
(√18)² = 18
→ 8 < 18 → 2√2 < √18

まとめ

  • 平方根の大小は「全体を2乗」して比べるのが安全
  • 中身がわかればすぐ判断できるが、2乗ならどんな形にも対応可能
  • 今後の式変形や文章題にもつながる重要な考え方
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この記事を書いた人

塾講師が伝える「中学数学の本質」
中学数学の「なぜそうなるのか?」を、現役塾講師の視点からわかりやすく解説。
計算ミスの原因、途中式の書き方、公式の意味など、つまずきやすいポイントを丁寧にほぐしていきます。

丸暗記ではなく「納得して前に進む」ことを大切に。
数式の意味が見えるようになる指導を目指しています。
このブログでは、

中1〜中3の各単元を段階的に解説
生徒がよく間違えるポイントを例に解説
塾現場での教え方や教材の紹介 など
現役指導者として日々の指導経験をもとに、学びやすさを第一に発信しています。

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