導入
「yはxの二乗に比例する」
——この言葉が出てきたら、まず何をすればいいか、迷う人が多いです。
答えはシンプル。
👉 まずは “y=ax²” と書く!
この一歩で、問題のゴール(=aを求める)がはっきり見えるようになります。
この記事では、二次関数 y=ax² の「aの求め方」を、最も基本の形から説明していきます。
ポイント①:「yはxの二乗に比例する」=y=ax²
「比例する」という言葉が出てきたら、y=(定数)×xの何か の形にします。
- 「yはxに比例」 → y=ax
- 「一次関数」→ y=ax+b
- 「yはxの二乗に比例」 → y=ax²
この式を書いた時点で、やることは「aを求める」だけに絞られます。
ポイント②:点を代入してaを求める
二次関数のグラフは、どんな点 (x, y) でも y=ax² を満たします。
だから、問題に出てくるxとyの値をそのまま代入するだけで、aがわかります。
例題①
yはxの二乗に比例し、x=2のときy=8である。
比例定数aを求めなさい。
【解き方】
まず式を書く:
y = ax²
値を代入する:
8 = a×2²
8 = 4a
a = 2
✅ 答え:a=2
例題②
yはxの二乗に比例し、x=3のときy=27である。
比例定数aを求めなさい。
y = ax²
27 = a×3²
27 = 9a
a = 3
✅ 答え:a=3
ポイント③:aがわかればグラフの形もイメージできる
| aの値 | グラフの形 | 特徴 |
|---|---|---|
| a > 0 | 上に開く放物線 | 谷型(U字) |
| a < 0 | 下に開く放物線 | 山型(∩字) |
| aが大きい | 細くて急 | |
| aが小さい | 広くてなだらか |
「aを求める」=「グラフの性質を決める」ということなんです。
まとめ
- 「yはxの二乗に比例する」と言われたら、まず y=ax² と書く。
- そのあと、与えられた値を代入して aを求める。
- aの符号と大きさから、グラフの向きと形もわかる。

コメント