MENU

【三平方の定理】平面図形の応用|正方形や長方形の対角線を求めよう

目次

導入

三平方の定理は直角三角形だけでなく、平面図形の中の長さを求めるのにも役立ちます。
代表例が 正方形や長方形の対角線の長さです。

図形問題では「斜めの長さ」を出したい場面が多いため、三平方を使えるようにしておくと便利です。


この記事は中学数学「三平方の定理」シリーズの一部です。
👉 流れを体系的に整理したまとめ記事はこちら
中学数学「三平方の定理」まとめ|体系的に整理


正方形の対角線

一辺を a とすると:対角線は√2×a

👉 正方形の対角線は「一辺×√2」で求まる。(特別な直角三角形と同じ考え)


長方形の対角線

縦を a、横を b とすると対角線dは:d^2=a^2+b^2

👉 三平方をそのまま使う形。


例題1:一辺が5cmの正方形の対角線d

d=5√2


例題2:縦6cm・横8cmの長方形の対角線d

d^2=6^2+8^2
d^2=36+64
d^2=100
d=10


ポイント

  • 正方形 → 対角線は「一辺×√2」
  • 長方形 → 対角線は「√(縦^²+横^²)」
  • 図形の「斜めの長さ」は三平方をイメージする

練習問題

  1. 一辺が12cmの正方形の対角線の長さを求めよ
  2. 縦9cm・横12cmの長方形の対角線の長さを求めよ
  3. 一辺がaの正方形の対角線を文字式で表せ

まとめ

  • 三平方は平面図形の対角線問題に直結
  • 正方形 → 一辺×√2
  • 長方形 → √(縦^²+横^²)
  • 図形で斜めの長さを問われたら三平方を思い出そう


    この記事は中学数学「三平方の定理」シリーズの一部です。
    👉 流れを体系的に整理したまとめ記事はこちら
    中学数学「三平方の定理」まとめ|体系的に整理

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

塾講師が伝える「中学数学の本質」
中学数学の「なぜそうなるのか?」を、現役塾講師の視点からわかりやすく解説。
計算ミスの原因、途中式の書き方、公式の意味など、つまずきやすいポイントを丁寧にほぐしていきます。

丸暗記ではなく「納得して前に進む」ことを大切に。
数式の意味が見えるようになる指導を目指しています。
このブログでは、

中1〜中3の各単元を段階的に解説
生徒がよく間違えるポイントを例に解説
塾現場での教え方や教材の紹介 など
現役指導者として日々の指導経験をもとに、学びやすさを第一に発信しています。

コメント

コメントする

目次