MENU

【三平方の定理】1つの辺を求める練習問題にチャレンジ

目次

導入

三平方の定理は「斜辺^²=他の2辺^²の和」。
これを変形すれば、わからない1辺を求めることもできます。

例えば、斜辺と一方の辺がわかっていれば、残りの辺を引き算で求められるのです。


この記事は中学数学「三平方の定理」シリーズの一部です。
👉 流れを体系的に整理したまとめ記事はこちら
中学数学「三平方の定理」まとめ|体系的に整理


三平方の定理で1辺を求める式

直角三角形で、斜辺を c、他の辺を a,b とすると:c^2=a^2+b^2

ここから、もし a がわからないなら:a^2=c^2−b^2

となります。


例題1:斜辺13cm、1辺が5cmの直角三角形

a^2=13^2−5^2
a^2=169−25
a^2=144
a=12

👉 5-12-13型の有名な直角三角形ですね。


例題2:斜辺10cm、1辺が6cmの直角三角形

a^2=10^2−6^2
a^2=100−36
a^2=64
a=8


例題3:斜辺5cm、1辺が2cmの直角三角形

a^2=5^2−2^2
a^2=25−4
a^2=21
a=√21​

👉 √が出てきた場合も、そのまま答えでOK。


ポイント

  • 1辺を求めるときは「斜辺^²-もう一方の辺^²」で計算
  • 平方根を忘れずに取ること
  • 整数比(3-4-5、5-12-13など)は暗記して即答できるようにすると便利

練習問題

  1. 斜辺25cm、1辺が7cmの直角三角形の残りの辺を求めよ
  2. 斜辺17cm、1辺が15cmの直角三角形の残りの辺を求めよ
  3. 斜辺10cm、1辺が8cmの直角三角形の残りの辺を求めよ

まとめ

  • 三平方の定理を変形すれば、1辺も簡単に求められる
  • 手順は「斜辺^²-他の辺^² → √」
  • 有名な整数比は素早く答えられるようにしておくと試験で強い


    この記事は中学数学「三平方の定理」シリーズの一部です。
    👉 流れを体系的に整理したまとめ記事はこちら
    中学数学「三平方の定理」まとめ|体系的に整理
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

塾講師が伝える「中学数学の本質」
中学数学の「なぜそうなるのか?」を、現役塾講師の視点からわかりやすく解説。
計算ミスの原因、途中式の書き方、公式の意味など、つまずきやすいポイントを丁寧にほぐしていきます。

丸暗記ではなく「納得して前に進む」ことを大切に。
数式の意味が見えるようになる指導を目指しています。
このブログでは、

中1〜中3の各単元を段階的に解説
生徒がよく間違えるポイントを例に解説
塾現場での教え方や教材の紹介 など
現役指導者として日々の指導経験をもとに、学びやすさを第一に発信しています。

コメント

コメントする

目次