目次
導入
√の計算に慣れてくると、
√8 = 2√2
のように、「√を簡単にする」操作がよく出てきます。
また、
1 / √2
のような式では、「分母に√を残さない(有理化)」という操作も求められます。
この記事では、√の計算を見やすく・正しく整理する方法を解説します。
結論
- √の中に「平方の部分」があれば外に出せる(例:√8 = √(4×2) = 2√2)
- 分母に√があるときは、分子・分母に同じ√をかけて「有理化」する
→ これらは計算のルールではなく、見やすく整理する工夫です。
√を簡単にする方法
まずは、√の中に平方数(4, 9, 16など)があるかを見つけましょう。
√8 = √(4×2) = √4 × √2 = 2√2
√18 = √(9×2) = 3√2
√50 = √(25×2) = 5√2
→ このように、「整数部分」を外に出すことで、√の式が見やすくなります。
分母に√を残さない(有理化)
分母に√があると計算しにくいため、
分子・分母に同じ数をかけて「分母を整数にする」操作をします。
1 / √2 × √2 / √2 = √2 / 2
2 / √3 × √3 / √3 = 2√3 / 3
→ 分母にある√を自分にかけて「消す」と考えるとわかりやすいです。
よくある間違いと注意点
- √の中を足したり引いたりしてしまう: √a+√b ≠ √(a+b)
- 有理化で分子だけかける: 分母と分子の両方に√をかける必要がある
- √の外に出せるのにそのままにする: 最も簡単な形に整理するのが基本
練習問題
問題1:次の√をできるだけ簡単にせよ
√12 = √(4×3) = 2√3
√32 = √(16×2) = 4√2
√75 = √(25×3) = 5√3
問題2:分母の有理化をせよ
1 / √5 = √5 / 5
3 / √2 = 3√2 / 2
5 / √3 = 5√3 / 3
問題3:簡単な形にしてから計算せよ
√8 × √2 = (2√2) × √2 = 2×2 = 4
まとめ
- √の中に平方数があるときは、外に出して「簡単な形」にする
- 分母に√があるときは、有理化で「分母を整数」にする
- 見やすく・正確な式を書くことが計算ミスを防ぐカギ
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