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【中1数学】平方根とは?√の意味を「2乗の逆」としてわかりやすく解説

目次

導入

「√ってなに?どういう意味?」と聞かれて、うまく答えられないことはありませんか?

平方根(√)は公式として覚える前に、その“言葉の意味”から理解しておくことが大切です。
この記事では、「平方」や「根」という言葉に注目しながら、√の意味をゼロからていねいに説明していきます。


この記事は中学数学「平方根」シリーズの一部です。
👉 流れを体系的に整理したまとめ記事はこちら
中学数学「平方根」まとめ|体系的に整理


結論

平方根とは、**「2乗してある数になる数」**のことです。
つまり、

√9 = 3(3² = 9 になるから)

また、

√4 = 2(2² = 4)

のように、2乗の「逆」の操作だと考えるとわかりやすくなります。


言葉の意味から理解する

「平方根」という言葉は、実はとてもイメージしやすい言葉です。

  • 平方: これは「2乗」のこと。面積の単位で「平方センチメートル」と使いますね。
  • 根(こん): 根っこ、もとの数という意味。

つまり「平方根」とは、

「2乗になる前の“もと”となる数」

ということです。

だから、√9 は「2乗して9になるもと」=3 という意味になります。


平方根は2つある?

ここで注意が必要なのが、平方根は実は2つあるということ。

3² = 9 も (−3)² = 9 も、どちらも正しい

→ つまり「2乗して9になる数」は、+3 と −3 の2つあるわけです。

ただし、√(ルート)記号は「正の平方根」だけを表すというルールがあります。

√9 = 3(正の平方根)
±3(平方根全体)

この違いは次回の記事で詳しく扱います。


よくある間違いと注意点

  • √9 = ±3 と書いてしまう: √は正の平方根なので、±をつけるのは間違い
  • 「2乗の逆=√」とだけ覚える: 意味を理解せず公式だけ覚えると応用がきかない
  • √の意味がないまま計算に入ってしまう: 「なぜこの操作をするのか」がわからなくなる

まとめ

  • 平方根とは「2乗してある数になる数」
     → √9 = 3 のように「2乗の逆」として考える。
  • 「平方」=2乗、「根」=もと(根っこ)という意味。
     → 「平方根」は“2乗になる前のもと”の数。
  • 平方根は2つある(±)
     → ただし √ は「正の平方根」だけを表す。

平方根は、単なる記号や計算ではなく、
**「2乗の逆」「もとに戻す操作」**として理解しておくことが大切です。
この感覚をつかんでおけば、次の「無理数」や「√の計算」にも自然につながります。



この記事は中学数学「平方根」シリーズの一部です。
👉 流れを体系的に整理したまとめ記事はこちら
中学数学「平方根」まとめ|体系的に整理

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この記事を書いた人

塾講師が伝える「中学数学の本質」
中学数学の「なぜそうなるのか?」を、現役塾講師の視点からわかりやすく解説。
計算ミスの原因、途中式の書き方、公式の意味など、つまずきやすいポイントを丁寧にほぐしていきます。

丸暗記ではなく「納得して前に進む」ことを大切に。
数式の意味が見えるようになる指導を目指しています。
このブログでは、

中1〜中3の各単元を段階的に解説
生徒がよく間違えるポイントを例に解説
塾現場での教え方や教材の紹介 など
現役指導者として日々の指導経験をもとに、学びやすさを第一に発信しています。

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