「−3+5ってなに?」「−2−4ってどう考えるの?」
正負の数のたし算・ひき算は、“プラスとマイナスの方向”がわかれば迷いません。
この記事では、数直線を使って“動きのイメージ”から計算ルールを理解していきます。
目次
正負の計算は「向きと進む量」で決まる
たとえば −3+5 の場合、
数直線上で「左に3の位置から、右に5進む」と考えます。
すると答えは +2。つまりこういうことです:
逆に −2−4 のような式では、「左に2の位置から、さらに左に4進む」。
→ 答えは −6。マイナスの動きが“重なる”イメージです。
たし算・ひき算のルールは実は共通している
- +をたす=右に進む
- −をたす=左に進む
- −を引く=逆方向に進む(=+になる)
たとえば −5−(−3) のような式は、「マイナスを引く=逆にプラス」なので、−5+3 と同じ。
→ これは「左に5から、右に3戻る」→ 答えは −2。
数直線でイメージを固定しよう
数字だけで考えると混乱しがちな正負の計算も、
「0を中心に右か左か、どれだけ進むか」を意識すれば自然に理解できます。
よくある誤解とチェックポイント
- ❌「−2−4」は「−2+4」じゃない → 同じ符号が並ぶと“さらに進む”
- ❌「−(−3)」を見た瞬間に混乱 → 「−1×(−3)」と置き換えればOK
- ✅ カッコの扱いは「意味を変えないためのガード」だと意識しよう
まとめと次回予告
- 正負の計算は「方向」と「量」の2軸で考える
- 数直線があれば、たし算もひき算も“動き”として理解できる
- 「マイナスを引く=プラスに進む」など、ルールは1本に統一されている
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