目次
導入
文字式を計算するとき、「項」や「係数」という言葉が出てきます。
でも、なんとなくしか分かっていないと、このあとに習う同類項の計算などでつまずいてしまいます。
まずは、この2つの用語の意味を、しっかり理解しておきましょう!
ポイント1:項とは「たし算・ひき算でつながれた1つ1つのかたまり」
たとえば、次の式を見てください:
3a − 2b + 5
この式には、「3a」「-2b」「5」という3つのパーツがありますね。
このように、たし算・ひき算でつながれた一つ一つのまとまりを「項(こう)」といいます。
- 3a:aのついた項(文字を含む)
- −2b:bのついた項(文字を含む)
- 5:数字だけの項(定数項)
ポイント2:係数は「文字の前の数字」
「3a」のように、文字の前に数字があるとき、その数字を「係数(けいすう)」といいます。
・ 3a → aの係数は3
・ -2b → bの係数は-2
・ 5 → 文字がないので係数とは言わない(定数項)
数字が書いてなくても、**「1a」や「-1b」**のように「1」や「-1」が隠れていることもあります。
ポイント3:「項」「係数」がわかると、計算しやすくなる!
文字式の計算では、同じ文字の項(同類項)どうしをまとめる場面がよく出てきます。
そのとき、「項を見分けて、係数を見て計算する」という意識がとても大切です。
たとえば:
2a − 3a + 5
これは「2a」と「-3a」を同類項として計算できます。
2a − 3a = -1a → -a
まとめ
- 順番に「項」を分けると、字式は分かりやすくなる
- 「字の前についてる数」を係数という
- マイナスの仕掛けがあっても、係数として気づけること
- 今後の「同類項」や「加減」の計算に繋がる大事な基礎
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