目次
導入
この形は「公式として覚えろ」と言われがちですが、
そもそもなぜこうなるのかを理解すれば、覚える必要はほとんどありません。
実際、これはよくある「積と和に注目する因数分解」の応用であり、
かけて +9、たして +6 になるようなペアが両方とも +3 と +3 だから、
結果的に「2乗の形になる」と考えることもできます。
また、2つの数が同じになる場合は2乗の形になるという知識を、
以前の因数分解の経験から活かすことができます。
例題:x²+6x+9 を因数分解せよ
ステップ①:積と和の関係を意識
x と 3 の積 → 3x
その2倍 → 6x
x²と9がある → 2乗の形が見えてくる
ステップ②:同じ項の組み合わせなら2乗の形に
x²+6x+9 = (x+3)(x+3) = (x+3)²
ステップ③:展開して確認
(x+3)² = x²+6x+9
まとめ
- 「2つの同じかっこ」になったら2乗に直すという考え方が有効
- あえて公式を暗記しなくても、積と和の流れを踏まえれば対応できる
- 迷ったら展開して確認!
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