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【なぜ「=0」にするの?】二次方程式は「因数分解できる形」に直すのが基本!

目次

導入

例えばこんな方程式:

x^2 + 5x + 6 = 0

「なんで=0なの?」「どうやって解くの?」と疑問に思った人もいるかもしれません。

実はここ、**因数分解の知識と「積が0になるときのルール」**を使えばスッキリ解けます。
この記事では、二次方程式を「=0の形にする理由」と「解き方の基本」をまとめます。


結論

二次方程式は、すべて左辺にまとめて「=0」の形にしよう!
なぜなら:

( )( ) = 0 の形にできれば、1つずつ=0にして解けるから

実際にやってみよう

例:

x^2 + 5x + 6 = 0

因数分解すると:

(x + 2)(x + 3) = 0

ここで使うのが次のルール:

積が0になる ⇔ 少なくともどちらか一方が0

つまり:

x + 2 = 0 または x + 3 = 0

それぞれ解くと:

x = −2 または x = −3

→ これが答え!


なぜ「=0」にしないといけないの?

たとえば:

(x + 2)(x + 3) = 5

この場合、**どちらかが5になる or 両方が1.5…?**など、はっきり解けません。

積が0だからこそ、「どっちかが0」と言える!
→ だから必ず「=0」に直してから考えるのが基本!


よくある間違い

  • 因数分解できても、=0 にしていない
  • 両辺に同じ数をかけて、=0 の形を崩してしまう
  • 因数分解したあとに「どっちも=0にする」ことを忘れる

練習問題

問題1:次の二次方程式を解きなさい

x^2 + 4x + 3 = 0
x^2 + 7x + 10 = 0

問題2:「=0」の形に直してから解く

x^2 + 2x = −4
→ x^2 + 2x + 4 = 0(左辺にまとめる)
→ 解いてみよう!

まとめ

  • 二次方程式はまず「=0の形」にする
  • 因数分解できれば「( )( )=0」の形にしてそれぞれ=0に
  • 積が0になるときのルールがカギ!
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この記事を書いた人

塾講師が伝える「中学数学の本質」
中学数学の「なぜそうなるのか?」を、現役塾講師の視点からわかりやすく解説。
計算ミスの原因、途中式の書き方、公式の意味など、つまずきやすいポイントを丁寧にほぐしていきます。

丸暗記ではなく「納得して前に進む」ことを大切に。
数式の意味が見えるようになる指導を目指しています。
このブログでは、

中1〜中3の各単元を段階的に解説
生徒がよく間違えるポイントを例に解説
塾現場での教え方や教材の紹介 など
現役指導者として日々の指導経験をもとに、学びやすさを第一に発信しています。

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