目次
導入
分数の中に√があると、計算がしにくく見た目もごちゃごちゃします。
特にこんな形:
1 / √2
これは「分母にルートがあるからダメ」と言われがちですが、どうやって直せばいいのでしょう?
この記事では、有理化の考え方と、よく使う形は「覚えてしまってもいい」という視点で整理していきます。
結論
1 / √a = √a / a
という変形ができます。
特に:
1 / √2 = √2 / 2
この形は何度も使うので、覚えてしまってOK!
なぜ有理化するのか?
分母に√があると、筆算や計算の説明がしづらくなるため、整数に直すことを目指します。
そこで使うのが「分母と分子に同じ√をかける」操作:
1 / √2 × √2 / √2 = √2 / 2
→ 分母に「√2×√2=2」ができて、整数になります。
よく出てくる形は覚えてOK
有理化の基本操作を理解したうえで、
よく出る形はパターンとして覚えてしまうのも一つの手です:
1 / √2 = √2 / 2
1 / √3 = √3 / 3
√2 / √3 = √6 / 3
→ テストでも計算でもよく出る形は、いちいち変形せずに即答できる方が効率的です。
よくある間違いと注意点
- 分母だけに√をかける: 分子にも必ず同じ数をかける(全体に1をかける)
- √a×√a を √(a×a) にしない: ちゃんと a になることを確認
- 分母が2項あるときに同じやり方をしてしまう: それは次回(共役)で扱います
練習問題
問題1:次の式を有理化せよ
1 / √3 = √3 / 3
2 / √5 = 2√5 / 5
√6 / √2 = √3
問題2:分母と分子に同じ√をかけて計算せよ
1 / √7 × √7 / √7 = √7 / 7
3 / √2 × √2 / √2 = 3√2 / 2
問題3:よく出る形をそのまま書き換えよ(暗記でOK)
1 / √2 → √2 / 2
1 / √5 → √5 / 5
まとめ
- 有理化とは、分母にある√を整数に直す操作
- 同じ√を分子・分母にかけることで実現できる
- 1/√2=√2/2など、よく出る形は覚えてしまうのもアリ
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