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【√の中に数字を入れるには?】掛け算の考え方でルートを整理しよう

目次

導入

これまでに、

√8 = 2√2 のように、√を「簡単にする」操作

を学んできました。

今回は逆に、

2√3 を √の中に戻す(1つの√にまとめる)

という操作を扱います。
これは「計算を統一したいとき」「分数を有理化するとき」などに便利な操作です。


結論

a√b = √(a²×b)

というルールを使えば、ルートの外の数字を中に入れることができます。

たとえば:

2√3 = √(4×3) = √12
5√2 = √(25×2) = √50

→ 外の数字を「2乗」して、√の中に掛け算で入れるイメージ!


しくみの説明:掛け算の逆操作

√12 = √(4×3) = √4 × √3 = 2√3

のように、外に出すときは「√を分けて計算」します。

だから逆に:

2√3 = √4 × √3 = √(4×3) = √12

→ 外の数字を2乗して中に入れれば、1つの√にまとめられる!


よくある間違いと注意点

  • 2√3 を 2×√3 のまま √(2×3) にしてしまう: 外の数は2乗してから!
  • √の中に足し算で入れようとする: √(4+3) のような変形はNG
  • ルートの中が簡単にできるときに気づかない: 最後にもう一度確認を

練習問題

問題1:次の式を√の中に入れよ

2√3 = √12
3√2 = √18
5√5 = √125

問題2:次の式を1つの√で表せ

4√7 = √(16×7) = √112
√2 × 3 = 3√2 = √18

問題3:中に入れたあと、計算で同じになるか確認せよ

2√3 ≒ 3.464、√12 ≒ 3.464 → 一致!

まとめ

  • a√b は √(a²×b) に変形できる
  • ルートの外の数字を「2乗して掛ける」ことで中に戻せる
  • 計算を整理したいとき、式をそろえたいときに使えるテクニック
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この記事を書いた人

塾講師が伝える「中学数学の本質」
中学数学の「なぜそうなるのか?」を、現役塾講師の視点からわかりやすく解説。
計算ミスの原因、途中式の書き方、公式の意味など、つまずきやすいポイントを丁寧にほぐしていきます。

丸暗記ではなく「納得して前に進む」ことを大切に。
数式の意味が見えるようになる指導を目指しています。
このブログでは、

中1〜中3の各単元を段階的に解説
生徒がよく間違えるポイントを例に解説
塾現場での教え方や教材の紹介 など
現役指導者として日々の指導経験をもとに、学びやすさを第一に発信しています。

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