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【√の足し算・引き算はできる?】同じ√だけがまとめられる理由とは?

目次

導入

平方根を使った計算で、こんな疑問を持ったことはありませんか?

√2+√3 ってそのままでいいの? 2√5−√5 はどうなるの?

この記事では、**「平方根の足し算・引き算はいつできて、いつできないのか」**を、同類項の感覚と合わせて整理していきます。


結論

・√の中身が同じときだけ、まとめて計算できる
・√の中身が違うときは、それ以上計算できない

例:

2√3 − √3 = √3
√2+√3 はそのまま(=√2+√3)

→ √は「文字式のような感覚」で扱うとわかりやすい!


なぜ同じ√しか計算できないのか?

√は、あくまで「数の一部」ですが、計算の扱いは文字式に似ています

a+a = 2a(同じ文字なら足せる)
√2+√2 = 2√2(同じ√なら足せる)

でも中身が違うと:

a+b はそれ以上計算できない
√2+√3 も同じ

→ 「√の中が同じかどうか」で判断しましょう。


簡単にできる形にしてから計算

ルートが簡単にできる場合、まずは整理してから判断します:

√8+√2 = 2√2+√2 = 3√2
√18−√2 = 3√2−√2 = 2√2

→ 先に「簡単な形」にすることで、同類項かどうかがわかります。


よくある間違いと注意点

  • √2+√3=√5とする: これは絶対に間違い!
  • 2√3+√2を3√5とまとめてしまう: 数の扱い方として成立しない
  • √の簡単化をせずに同類項を見落とす: まずはルートを整理してから

練習問題

問題1:次の式を計算せよ

2√3+√3 = 3√3
4√2−2√2 = 2√2
√5+√2 はそのまま

問題2:簡単な形にしてから計算せよ

√8+√2 = 2√2+√2 = 3√2
√50−√2 = 5√2−√2 = 4√2

問題3:次の式の間違いを正せ

(誤)√3+√12 = √15
(正)√3+2√3 = 3√3

まとめ

  • √の足し算・引き算は、√の中が同じときだけ計算できる
  • 文字式と同じく「同類項だけ」まとめると考える
  • まずはルートを簡単にしてから同類項を見つけよう
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この記事を書いた人

塾講師が伝える「中学数学の本質」
中学数学の「なぜそうなるのか?」を、現役塾講師の視点からわかりやすく解説。
計算ミスの原因、途中式の書き方、公式の意味など、つまずきやすいポイントを丁寧にほぐしていきます。

丸暗記ではなく「納得して前に進む」ことを大切に。
数式の意味が見えるようになる指導を目指しています。
このブログでは、

中1〜中3の各単元を段階的に解説
生徒がよく間違えるポイントを例に解説
塾現場での教え方や教材の紹介 など
現役指導者として日々の指導経験をもとに、学びやすさを第一に発信しています。

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