導入
「x²+6x+9−y²」のような形を見て、どこから手をつけるか迷ったことはありませんか?
この式は「平方完成」と「差の2乗」の2つが組み合わさったタイプで、
中3の入試問題や応用問題でも非常によく出てきます。
ポイントは、最初に“平方のかたまり”を見抜くこと。
これに気づくと、式が一瞬で整理されて、複雑そうに見える問題もスッキリ解けます。
この記事は中学数学「因数分解」シリーズの一部です。
👉 流れを体系的に整理したまとめ記事はこちら
中学数学「因数分解」まとめ|体系的に整理
例題:x²+6x+9−y² を因数分解せよ
ステップ①:前半部分を平方の形に直す
まず、x²+6x+9 の部分に注目します。
x の係数が 6 なので、その半分の 3 を使うときれいに平方の形になります。
x²+6x+9 = (x+3)²
ここまで見抜けると、もう勝ちパターンです。
ステップ②:式全体を書きかえる
元の式を (x+3)²−y² の形に直すと、「2乗−2乗」になっているのがわかります。
x²+6x+9−y² = (x+3)²−y²
ステップ③:「a²−b²=(a−b)(a+b)」の公式を使う
(x+3)²−y² = {(x+3)−y}{(x+3)+y}
= (x+3−y)(x+3+y)
「差の2乗の形が出てきたら、すぐこの公式」と覚えておくと、どんな式でも応用できます。
ポイント
この問題は生徒が「どこを平方完成するか」でつまずきやすいタイプです。
授業や家庭学習では、まず 「x²+6x+9 の部分だけを別紙で展開確認」 してから本体に戻すと理解が早くなります。
また、y²の位置が最後にあることで「全体が引き算の形になっている」ことを早めに意識させると、
次に学ぶ「平方の差の応用(x²+ax+b−y²タイプ)」にも自然に繋げられます。
まとめ
- まずは 平方の形にできるか を考える
- 「2乗−2乗」の形が見えたら (a−b)(a+b) の公式を使う
- このパターンはテストでも頻出。展開の逆として整理できれば完璧!
この記事は中学数学「因数分解」シリーズの一部です。
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中学数学「因数分解」まとめ|体系的に整理

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