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中1数学「度数分布表とヒストグラム」入門|データを整理してグラフ化しよう


導入

中学1年の数学「データの活用」では、データが多いときにどう整理するかを学びます。
数個のデータなら平均や中央値をすぐに出せますが、何十人ものテスト結果や身長データがあると、見づらくなりますよね。

そこで使うのが「度数分布表」と「ヒストグラム」です。この記事では、データの整理の仕方と、それをグラフに表す方法をわかりやすく解説します。


この記事は中学数学「データの活用」シリーズの一部です。
👉 中1〜中3の流れを体系的に整理したまとめ記事はこちら
中学数学「データの活用」まとめ|中1〜中3を体系的に整理


ポイント

目次

度数分布表とは?

  • 定義:データを「区間」に分け、それぞれに何個あるかを数えた表。
  • メリット:大量のデータを見やすく整理できる。
  • キーワード
    • 区間(階級)
    • 度数(データの個数)
    • 相対度数(全体に対する割合)

テストの点数(100点満点、40人分)を10点ごとに分ける。

階級(点数)度数(人数)
40~493人
50~598人
60~6912人
70~7910人
80~895人
90~1002人

→ これが「度数分布表」。


ヒストグラムとは?

  • 定義:度数分布表を棒グラフにしたもの。
  • 特徴:棒と棒の間にすき間をあけず、連続したデータの分布を表す。
  • 読み取りのポイント
    • 棒の高さ=その区間の人数
    • 山の位置や形でデータの傾向がわかる

👉 「どの点数帯が一番多いか」「データが左右どちらに偏っているか」が一目でわかる。


散らばりとのつながり

ヒストグラムを使うと、データの「まとまり具合」や「ばらつき」が見えてきます。

  • 棒が狭い範囲に集中 → データがまとまっている
  • 棒が広い範囲に分散 → データがばらついている

この考え方が次の単元「散らばり」を学ぶステップになります。


まとめ

  • 度数分布表=大量のデータを区間ごとにまとめた表
  • ヒストグラム=度数分布表をグラフ化したもの
  • 活用の意義=データの傾向や散らばりを直感的につかめる

代表値だけでは見えない「全体の形」をとらえるのが、度数分布とヒストグラムの役割です。


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👉 データの活用まとめページ

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この記事を書いた人

塾講師が伝える「中学数学の本質」
中学数学の「なぜそうなるのか?」を、現役塾講師の視点からわかりやすく解説。
計算ミスの原因、途中式の書き方、公式の意味など、つまずきやすいポイントを丁寧にほぐしていきます。

丸暗記ではなく「納得して前に進む」ことを大切に。
数式の意味が見えるようになる指導を目指しています。
このブログでは、

中1〜中3の各単元を段階的に解説
生徒がよく間違えるポイントを例に解説
塾現場での教え方や教材の紹介 など
現役指導者として日々の指導経験をもとに、学びやすさを第一に発信しています。

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