目次
導入
「(a−5)²−(a−5)−12」のような式を見て、
「どこから手をつければいいの?」と迷う生徒は多いです。
実はこのタイプの因数分解は、同じ式を“かたまり”として置き換えるのがコツ。
つまり「(a−5)をXとおく」ことで一気にシンプルに整理できます。
この記事では、この「置き換えを使った因数分解の教え方・考え方」を、
先生や保護者が伝えやすい形でわかりやすく解説します。
この記事は中学数学「因数分解」シリーズの一部です。
👉 流れを体系的に整理したまとめ記事はこちら
中学数学「因数分解」まとめ|体系的に整理
例題:(a−5)²−(a−5)−12 を因数分解せよ
ステップ①:(a−5) を別の文字で置き換える
X = (a−5) と置く
ステップ②:式を書きかえる
(a−5)²−(a−5)−12 = X²−X−12
ステップ③:公式に当てはめて因数分解
X²−X−12 = (X−4)(X+3)
ステップ④:X を元に戻す(カッコを忘れずに!)
(X−4)(X+3)
= ((a−5)−4)((a−5)+3)
= (a−9)(a−2)
まとめ
- 同じ式が何度も出てきたら「かたまり」として置き換えるのがコツ
- 因数分解後は、必ず元の文字式に戻す(カッコを忘れずに)
- 置き換えは式の構造を見抜く練習にもなる!
この記事は中学数学「因数分解」シリーズの一部です。
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