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【応用:係数付き】(3x+2)(3x+4) の展開と分配法則の活用

目次

導入

「(a+b)(a+c)」の形の展開では、どちらの項にも同じ文字が入っていて、係数や定数が違うパターンが多く出題されます。
このタイプも分配法則を使ってしっかり展開できるようにしましょう。

この記事では、係数付きの「(a+b)(a+c)」型を公式としてではなく、分配法則を軸に丁寧に展開していきます。


例題:(3x+2)(3x+4) を展開せよ

まず、分配法則に従って計算します。

(3x+2)(3x+4)
= 3x×3x + 3x×4 + 2×3x + 2×4
= 9x² + 12x + 6x + 8
= 9x² + 18x + 8

→ 係数があっても、分配法則さえ正しく使えれば簡単!


たまには逆:分配法則で作られた式を因数分解してみよう

以下の式がどんな2つのかっこの積から来たのかを考えてみましょう。

9x² + 18x + 8

→ 因数分解すると?

(3x+2)(3x+4)

展開と逆の操作ができれば、理解が深まります!


ポイント

  • まずは1つ目のかっこの各項を、2つ目のかっこの各項に順に掛ける
  • 中項(xの項)をきれいにまとめる
  • 確認として因数分解にも挑戦してみよう

練習問題

問題1:

(2x+5)(2x+1) を展開せよ。

問題2:

(4a+3)(4a+2) を展開せよ。

問題3:

次の式を因数分解せよ: 16a²+20a+6


まとめ

  • 展開の基本は分配法則!公式に見えなくても手順で対応
  • 中項を正しく計算することが鍵
  • 展開と因数分解は表裏一体。両方できるようにしておこう
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この記事を書いた人

塾講師が伝える「中学数学の本質」
中学数学の「なぜそうなるのか?」を、現役塾講師の視点からわかりやすく解説。
計算ミスの原因、途中式の書き方、公式の意味など、つまずきやすいポイントを丁寧にほぐしていきます。

丸暗記ではなく「納得して前に進む」ことを大切に。
数式の意味が見えるようになる指導を目指しています。
このブログでは、

中1〜中3の各単元を段階的に解説
生徒がよく間違えるポイントを例に解説
塾現場での教え方や教材の紹介 など
現役指導者として日々の指導経験をもとに、学びやすさを第一に発信しています。

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