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掛け算は足し算の省略、累乗は掛け算の省略|数学の本質を忘れないために


目次

【導入】

「3×4=12」は知ってる。
「2³=8」も計算できる。

でも、その意味までちゃんと理解してる?

  • 掛け算は、何回も足すことの“省略”
  • 累乗は、何回もかけることの“省略”

この記事では、この省略という考え方こそが数学の本質であることを伝えます。


【掛け算は“足し算のくり返し”をまとめたもの】

まず、次の式を見てください。3×4

これは、4を3回足したものです。4+4+4=12

つまり、掛け算はこういう意味です:

「同じ数を何回も足すのを、1つの記号(×)でまとめた」

✅ 他の例

  • 2×5=2+2+2+2+2=10
  • a×3=a+a+a

【累乗は“掛け算のくり返し”をまとめたもの】

では累乗は? 2³=2×2×2=8

これは、2を3回かけたという意味です。

何回も掛けるのを、省略して書いたのが「指数」や「累乗」

✅ これも同じ

  • a²=a×a
  • (3c)³=(3c)×(3c)×(3c)

【なぜ“省略”がそんなに大事?】

数学は、「同じことのくり返し」をどうシンプルに扱うか、という言語です。

  • くり返しの足し算 → 掛け算
  • くり返しの掛け算 → 累乗

この発想があるだけで、式の意味が“形”として見えてくるようになります。


【よくある誤解】

❌「a×bってaとbをなんかくっつけてる感じ」

→ 実はそれ、b個のaを足してるんです。

❌「a²って何か偉そうな数?」

→ ただの「aを2回かけてる」だけ。


【まとめ】

  • 掛け算は、足し算を省略した記号
  • 累乗は、掛け算を省略した記号
  • 数学は、「くり返し」をいかにシンプルに表現するかの言語
  • これを理解していれば、文字式や指数も“意味あるカタチ”に見えてくる
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この記事を書いた人

塾講師が伝える「中学数学の本質」
中学数学の「なぜそうなるのか?」を、現役塾講師の視点からわかりやすく解説。
計算ミスの原因、途中式の書き方、公式の意味など、つまずきやすいポイントを丁寧にほぐしていきます。

丸暗記ではなく「納得して前に進む」ことを大切に。
数式の意味が見えるようになる指導を目指しています。
このブログでは、

中1〜中3の各単元を段階的に解説
生徒がよく間違えるポイントを例に解説
塾現場での教え方や教材の紹介 など
現役指導者として日々の指導経験をもとに、学びやすさを第一に発信しています。

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