はじめに:「交点ってどうやって求めるの?」
2本の一次関数があったとき、
「この2本はどこで交わる?」
「グラフに描いて見つけるの?」
と戸惑う生徒も多くいます。
もちろんグラフを描いて探すこともできますが、数学の力を使えば“計算で一発”で求める方法があります。
それが「連立方程式による代入法」です。
ポイント①:「交点=両方の式が成り立つ点」
交点とは何か?それは、
「2本の式の両方に当てはまる点」=両方のyが一致する点
たとえば:
- y = 2x + 1
- y = -x + 7
交点ではこの2つのyが一致するので、式をこうつなげられます:2x+1=−x+72x+1=−x+7
→ このようにして、2本の式からxの値を求めるのがスタートです。
ポイント②:代入法でxを求め、もう一度yを出す
連立方程式として処理する流れは以下の通り:
① y = 2x + 1
② y = -x + 7
→ ①と②より:2x+1=−x+73x=6x=22x+1=−x+73x=6x=2
このxを①または②に代入して、yを求める:y=2×2+1=5y=2×2+1=5
→ 交点の座標は (2, 5)
ポイント③:「点を通る」だから連立でOK
ここでも、「点を通る=式に代入して両方が成り立つ」という考えが重要です。
つまり交点とは、
- 2つの関数 どちらにも“代入して成り立つ”セット(x, y)
→ だから「連立」で求められる!
この原理をおさえると、グラフと式のつながりも一層明確になります。
まとめ:交点は「yが一致する瞬間」=代入で一発!
一次関数の交点を求めるには、「両方のyが同じになる瞬間」を探すという発想が大切です。
それができれば、連立方程式の代入法を使って計算で一発!
「交点=連立」のつながりを自然に定着させましょう。
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