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【平方完成とは?】解の公式の前に絶対おさえておきたい式変形

目次

導入

二次方程式を解くとき、「解の公式」を使う前に知っておきたいのが「平方完成」です。
なぜなら、解の公式は平方完成の手順をまとめたものだからです。

この記事では、平方完成のやり方と意味を、具体的な例でわかりやすく説明します。


結論

x² + ax + b の形は → (x + a/2)² - (a/2)² + b に変形

この形にできれば、平方根を使ってすぐに解ける!


例:x² + 4x + 1 の場合

  1. 前半2つで平方の形を作る
x² + 4x = (x + 2)² - 4
  1. 残りの +1 を合わせる
(x + 2)² - 4 + 1 = (x + 2)² - 3

→ これで平方完成完了!


なぜこの形にするの?

(x + 2)² = の形にすれば、平方根で解けるからです。
たとえば:

x² + 4x + 1 = 0

を平方完成すると:

(x + 2)² - 3 = 0
→ (x + 2)² = 3
→ x + 2 = ±√3
→ x = -2 ± √3

よくある間違い

  • (x + a)² の展開で a² をつけ忘れる
  • 元の式の定数と区別せずに混ぜてしまう
  • 平方根に進む前に整理しきれていない

練習問題

問題1:次の式を平方完成せよ

x² + 6x + 2
x² - 8x + 5

問題2:平方完成してから方程式を解け

x² + 2x - 3 = 0
→ 平方完成 → 解を求める

まとめ

  • 平方完成とは「2乗の形」に直すこと
  • 解の公式は平方完成の手順をまとめたもの
  • 解法の理解を深めるためにも、仕組みを体で覚えよう
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この記事を書いた人

塾講師が伝える「中学数学の本質」
中学数学の「なぜそうなるのか?」を、現役塾講師の視点からわかりやすく解説。
計算ミスの原因、途中式の書き方、公式の意味など、つまずきやすいポイントを丁寧にほぐしていきます。

丸暗記ではなく「納得して前に進む」ことを大切に。
数式の意味が見えるようになる指導を目指しています。
このブログでは、

中1〜中3の各単元を段階的に解説
生徒がよく間違えるポイントを例に解説
塾現場での教え方や教材の紹介 など
現役指導者として日々の指導経験をもとに、学びやすさを第一に発信しています。

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