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【展開公式②】(a−3)² の展開も分配法則で完全理解!

目次

導入

「(a−3)²」のように、かっこの中にマイナスがあるとミスしやすくなります。
しかし、考え方は「(a+3)²」のときとまったく同じです。

この記事では、「(a−3)²」を分配法則だけで展開し、その構造を丁寧に確認します。


例題: (a−3)² を展開してみよう

(a−3)²
= (a−3)(a−3)
= a(a−3) + (−3)(a−3)
= a² − 3a − 3a + 9
= a² − 6a + 9

→ マイナスの扱いに注意すれば、(a+3)² と流れは同じです!


公式として整理すると

(a−b)² = a² − 2ab + b²

→ 今回は a−3 の場合:a² − 2×a×3 + 3² = a² − 6a + 9


ポイント

  • かけ算は符号をしっかり見て計算する
  • 「−3a − 3a」を 2倍して −6a にまとめる
  • 最後の定数は必ずプラス(マイナス×マイナス)になる

練習問題

問題1:

(b−5)² を展開せよ。

問題2:

(x−7)(x−7) を分配法則だけで展開せよ。

問題3:

(c−2)² を公式を使って展開せよ。


まとめ

  • マイナスがあっても、展開の構造は変わらない
  • 符号のミスを防ぐために「−」は( )ごと意識する
  • a² − 2ab + b² の形をしっかり覚えよう
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この記事を書いた人

塾講師が伝える「中学数学の本質」
中学数学の「なぜそうなるのか?」を、現役塾講師の視点からわかりやすく解説。
計算ミスの原因、途中式の書き方、公式の意味など、つまずきやすいポイントを丁寧にほぐしていきます。

丸暗記ではなく「納得して前に進む」ことを大切に。
数式の意味が見えるようになる指導を目指しています。
このブログでは、

中1〜中3の各単元を段階的に解説
生徒がよく間違えるポイントを例に解説
塾現場での教え方や教材の紹介 など
現役指導者として日々の指導経験をもとに、学びやすさを第一に発信しています。

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