目次
導入
一見複雑に見える式も、ひとまとまりの「かたまり」として見ることで、シンプルな因数分解が可能になります。
今回は「同じ文字式が繰り返し出てくる」タイプの式を扱います。
例題:(a−5)²−(a−5)−12 を因数分解せよ
ステップ①:(a−5) を別の文字で置き換える
X = (a−5) と置く
ステップ②:式を書きかえる
(a−5)²−(a−5)−12 = X²−X−12
ステップ③:公式に当てはめて因数分解
X²−X−12 = (X−4)(X+3)
ステップ④:X を元に戻す(カッコを忘れずに!)
(X−4)(X+3)
= ((a−5)−4)((a−5)+3)
= (a−9)(a−2)
まとめ
- 同じ式が何度も出てきたら「かたまり」として置き換えるのがコツ
- 因数分解後は、必ず元の文字式に戻す(カッコを忘れずに)
- 置き換えは式の構造を見抜く練習にもなる!
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