【中1方程式】「3倍は◯◯より多い」式はどう書く？倍と差のミックス型に強くなる！

導入

方程式の文章題でよく出てくるのが、「〜の3倍は〜より◯◯円多い」といった倍と差を含んだ文です。
このタイプも、**文章の順番通りに“言葉を記号に変換”**するだけで、自然と式が立ちます。

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例題：「倍の関係＋差」の文章題

● 問題

「兄の所持金は弟の3倍より200円多かった。弟の所持金をx円としたとき、兄の所持金が1100円だったとすると、x を求めなさい。」

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● ステップ①：文の順番通りに“式っぽい文”に言いかえる

「兄の所持金（1100）は、弟の3倍（3x）より200円多い」
→ 「1100＝3x＋200」

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● ステップ②：式にする

1100 ＝ 3x＋200  
3x   ＝ 1100−200  
3x   ＝ 900  
x    ＝ 900 ÷ 3  
x    ＝ 300

● 答え：弟の所持金は300円

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指導ポイント①：式の形は「◯◯は〜より◯◯」→「＝＋」または「＝−」

• 「〜の3倍より◯◯円多い」→ 「3x＋◯◯」
• 「〜の4倍より◯◯円少ない」→ 「4x−◯◯」
• 主語（は〜）＝ 比例部分 ± 差分 という形を徹底する

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指導ポイント②：「日本語の構造を意識させる」

生徒にはこう聞くと効果的：

• 「“何が”＝“何の何倍”＋（または−）“いくら”？」
• 「どっちが多い（少ない）？」

この問いかけだけで、式の意味がはっきりします。

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まとめ

• 倍の関係は「◯倍」→「◯x」と変換
• 「〜より多い／少ない」は、そのまま“＋◯◯”や“−◯◯”に置き換えるだけ
• 「文の順に読んで、主語＝内容」と整理させることで、文章題に強くなる