目次
導入
「文章を読んで文字式をつくりなさい」
…と言われても、a や x が出てくると一気に難しく感じる。
でも、実はそれ、文字のせいでイメージしにくいだけかもしれません。
ポイント①:実際の数字で考えるクセをつけよう
たとえば、こんな問題:
「りんご1個が a 円、みかん1個が80円のとき、りんごを3個、みかんを2個買ったときの合計金額」
いきなり a を使って式をつくるのではなく、まずは具体的な数字で考えてみましょう。
りんごが100円だとすると:
100×3+80×2=300+160=460円
この計算の形を残して、100のところを a に戻せば:
3×a+160
ポイント②:文字はあとで変わる“数字の場所”
文字を見て考えようとするから混乱する。
**実際に数字を入れて「この式なら計算できる」→「文字に戻す」**が一番わかりやすい。
たとえば、
「文房具セット1つが b 円、ノート1冊が120円。文房具セットを2つ、ノートを3冊買った金額」なら、
bに500を入れてみると:
500×2+120×3=1000+360=1360円
ということは、式は「2×b+360」だとわかる!
ポイント③:身近な単位を使うとよりイメージしやすい
- 円(買い物の金額)
- 分や時間(速さや時間の問題)
- mやcm(長さや面積の問題)
文章の中でこれらの単位が出てきたら、なるべく自分の生活でイメージして数字を入れてみるとわかりやすい。
まとめ
- いきなり文字式を作らず、まずは数字で試すこと
- かけ算の省略ルールは次の記事で解説
- 数字で計算→文字に戻す、が一番スムーズな流れ
- 身近な単位や場面でイメージすると定着しやすい
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